鎌倉野菜について

鎌倉の地で育つ宝石のような野菜
ご当地野菜として誰もが知っているのは「京野菜」ですね。近年、この京野菜に引けをとらないほど、有名シェフたちに人気のご当地野菜「鎌倉野菜」について少しだけ紹介させていただきます。
鎌倉野菜は、海や山に囲まれ、ミネラルたっぷりの鎌倉の土地で育つ力見た目にも鮮やかな野菜です。味はかなり濃厚で食べたときの食感がとても感じのよいので、グリルや温野菜にも適しています。とはいえ、あまり手を加えず、シンプルにいただくのが最高の贅沢だというファンも多いといいます。
七色畑で愛情たっぷりに育つ野菜
そんな魅力たっぷりの鎌倉野菜、なぜ京野菜にくらべ認知度が低いのでしょうか?
それは、鎌倉野菜が鎌倉近郊だけで栽培され、仲卸や市場で販売せず、直売所でその日に採れた野菜のみを販売してきたからです。

京野菜には聖護院大根や九条ネギ、加賀なすといったスター的なブランドが勢揃いなのに比べ、鎌倉野菜は、特にこの野菜が特別というものはありません。知る人ぞ知るご当地アイドルグループのような野菜といえばわかりやすいでしょうか。
近年では、物流が整い、全国どこでも地の物を消費者が購入することができますが、鎌倉野菜だけは例外です。一軒一軒の農家がそれぞれ20~30種類の野菜を、手間ひまをかけて丁寧に栽培しています。一つの畑にいろんな野菜が育っている様子から、鎌倉野菜の畑は、「7色畑」と呼ばれています。
今どき、現地まで行かなければ、手に入らない。食べることのできない野菜。七色畑で育つ、宝石のような野菜。正真正銘のご当地野菜、鎌倉野菜をあなたも一度試してみませんか。
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