農業優等生、田原をご存知ですか?
愛知県の南東部にある渥美半島のほぼ全域を占める田原市。
この田原市が市町村別農業産出額(令和3年)が約850億円で全国2位という農業優等生であることは、残念ながら愛知県民にもあまり知られていません。田原市の農業は、昭和43年の豊川用水の全面通水を機に、大きな転換期を迎えました。かつて渥美半島は、海を埋め立てての新田開発、第2次世界大戦後の食糧難対策としての農地開拓、大正時代の構想から完成まで半世紀を要した豊川用水の大工事という苦難続きの歴史でした。しかし豊川用水の完成以降、大規模な生産基盤の整備が進められ、生鮮野菜類の産地化と温室・畜産団地などの造成により全国的にも類を見ない農業先進地域となりました。
肥沃な農地とライフラインの整備により、年間平均気温16度という温暖な気候の中、各農家が大地に向き合いながら、ものづくりにしのぎを削り、特色ある作物を生み出す。高齢化と人口減少、耕作放棄など日本の農業が抱える深刻な問題を感じさせない、農業王国・渥美半島のポテンシャルは私たちの想像を遥かに超えています。
こうした田原市、渥美半島の魅力に、いち早く着目し、多くの地元生産者と関わりをもってきたのが、愛知で150年以上の伝統を誇る水産物商「丸忠商店」。県下では多くの有名ホテルや料亭、レストランを顧客に持ち、まさにプロのための食材を提供するためにクオリティにこだわってきた老舗中の老舗。最近では地産地消の活動に積極的で、特に絶品食材の宝庫、田原の生産物の仕入れに力を入れています。
丸忠商店の公式サイト「マルチュウスマイル」のスマイルブログでは、田原市の魅力あふれる名産品ついて詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。